• 過蓋咬合(3歳児健診)

 

9月6日に私が担当する今年度最後の3歳児健診を行いました。予定では12月でしたが、ある先生の都合により急遽交代です。

今回も、むし歯があるお子さんは少なかったのですが、不正咬合のひとつである「過蓋咬合」のお子さんは2~3割おりました。

かみあわせが深く、下の歯列が上の歯列に覆われて見えない状態をいいます。

肉食動物であるライオン、トラなどは、あごが縦にしか動かせません。ドアの蝶番のように一方向に回転するだけです。しかし私たちは前や横やそれらを組み合わせた複雑な動きができます。

かみあわせが深すぎると、自由に動かせないので、うまく噛めないことを招きます。

 

しかしながら、このぐらいの年齢では多い傾向であり、乳歯列の後ろから6歳臼歯がはえてきたり、永久歯に交換することで改善する可能性がありますので、今は特に治療の必要はありません。

 

今後の為に知っていただく必要があるので、健診時には、母子手帳に記載し説明しております。