12月12日は、学校歯科医なら原則毎年出席義務のある研修会に参加しました。
冒頭、諸々の関連事項の報告や説明があった後、毎年恒例の
「学校歯科健診における診断基準研修会」
です。
スクリーンで症状および口腔内写真のスライドをみて顎関節・歯列・咬合・歯垢・歯肉・歯の状態を診断し回答用紙に記入します。
全部で30問。診断基準の微妙な違いもあり、残念ながら満点ではありませんでしたが、
毎年行うことでブラッシュアップになりました。
次に、
『歯年齢ごとの異常な兆候とその対応
~前歯部交換期から永久歯交換期まで~』
という演題で西東京市でご開業されている河井 聡先生によるご講演がありました。
乳前歯部交換期、側方歯群交換期、永久歯列期+学童期の口腔習癖
にステージ分けして詳細に説明していただきました。
それぞれの年代の成長発育の正常像を理解し、異常な兆候のパターンを把握し、異常な兆候を見逃さないように発見し対応することの重要性をお話しいただき、あらためて小児歯科の奥深さを感じました。