1月16日(木)は、学校保健委員会に出席しました。
教務主任の先生の開会のことば、校長先生の挨拶のあと、稲田小学校の養護教諭と中央支援学校稲田分教室の養護教諭から健康診断結果報告がありました。
身体測定・心臓病検診・結核検診・尿検査・内科検診・やせ肥満傾向・歯科検診・眼科検診・視力検査・耳鼻科検診・聴力検査について、コメントを交えながら説明がありました。
その後、出席した耳鼻咽喉科医と歯科医(私ですが)が健康診断結果についてコメントしました。
昨年12月20日に令和元年度学校保健統計調査の速報が文科省より公表され、むし歯で失ったり・治した歯を含む12歳児の永久歯の一人の当たり平均むし歯等数は、0.70本でした。調査開始時の昭和59年度は、4.75本でしたので、とても少なくなった数値であることを、理解していただけると思います。
しかし、ベストは0本です。
尚、12歳児とは、全員が12歳になっている中学校1年生のことです。
むし歯がある児童は減少していますが、児童によっては、多くのむし歯があります。健康の二極化といい、健康か、健康でないかの差がはっきりしているのが、ここ数年の特徴であり問題点でもあります。
多数のむし歯があるお子さんには、単に治療が怖い・しないという理由だけでなく、様々な要因が考えられるので、気になる時は養護の先生にお伝えするようにしています。
また、むし歯は少なくなったのですが、高学年になるにつれ、歯肉炎のあるお子さんが増えています。身体の成長発育によるホルモンバランスの変化だけでなく、軟らかい食物を好む傾向、塾通いなどによる飲食回数の増加など様々な原因が考えられます。
また、健診時にちゃんとじっと立っていられないお子さんがたまにいるのも気になります。そういう子は、歯並びもあまり良くないと感じます。
簡単に言うと、歯は唇などの表面側の力と舌による裏側の力に拮抗する位置であるニュートラル:中立の位置に並びます。筋力のアンバランスが口腔周囲にあれば、当然歯並びに不正を起こす可能性があります。
姿勢を保てないのは、筋力不足。その原因はやはり運動不足なのでは?と考えます。今のお子さんは、昭和生まれの私に比べて明らかに外遊びをしない?できない?環境下にあります。
普段の遊びが少ないのであれば、水泳・体操・空手等の習い事も必要かと思いますし、もしかしたらこれまで以上に、親子で遊ぶ必要があるのかもしれません。
身体を整えることは、心を整えることに繋がると思います。
もちろん逆もあるのでしょうが、私は身体の健康を最優先したいです。
自分の体調を整え良い状態であれば、他の人にも優しくできると思うからです。
自分自身への戒めでもありますが、たまに反省しております。
その後、「子どもの心のケアについて」と協議しました。
上記写真の「子供の心のケアのために」は、その際の資料1ページ目ですが、文部科学省のサイトから簡単にダウンロードできます。
よろしかったら、ダウンロードしてください。
2ページですが、よくまとまっていると思います。