歯ぐきから出血する・歯ぐきが腫れている~歯周病治療~

歯ぐきから出血する・歯ぐきが腫れている~歯周病治療~

歯周病とは、歯ぐきの腫れから始まって、放っておくと歯を支える歯ぐきや顎の骨が炎症を起こし、歯を支えられなくなり、やがては歯が抜け落ちてしまうことにつながる怖い病気です。「歯ぐきの腫れ」「歯ぐきからの出血」「強い口臭」「歯のぐらつき」などに気づいたときには、できるだけ早く、小田急線・JR南武線の登戸駅より徒歩4分のアットホームな歯医者「中村歯科医院」にご相談ください。

当院は、川崎市歯周疾患検診登録医療機関です。

心配なのはお口の中だけではありません

心配なのはお口の中だけではありません

歯周病は、歯を支える歯ぐきや顎の骨などの歯周組織が炎症を起こし壊れていく病気です。高齢の方がかかるイメージがあるかもしれませんが、10代や20代の方にも歯周病の症状が現れることがあります。実際、日本の成人の約8割が歯周病予備軍、またはすでに発症しているといわれるほど蔓延しているのです。お口の中だけの病気だと思われがちですが、全身への影響も明らかになってきました。

歯周病による全身への影響
誤嚥性肺炎
(ごえんせいはいえん)
口腔内で増加した歯周病の原因菌が誤嚥によって唾液と一緒に気管に入ってしまうと、誤嚥性肺炎の要因になります。とくに抵抗力が弱まっているご高齢の方は重篤な事態を引き起こします。
糖尿病 糖尿病と歯周病には関連があることが分かってきています。歯周病によって炎症物質が増えると血糖値を調整するインスリンのはたらきを低下させてしまうのです。
血管障害 歯周病菌が血管に入ってしまうと、血栓を起こしやすくなります。そして全身を回るので、さまざまな症状を引き起こすことがあります。心筋梗塞や脳梗塞などが心配です。
早産・低体重児出産 歯周病菌の増加にともない炎症物質が産出されてしまうと、子宮の筋肉が収縮し、早産・低体重児出産につながるといわれています。
歯周病検査と治療法
歯周病検査
歯周ポケット検査 歯周病は進行すると歯と歯ぐきの溝が深くなり歯周ポケットを形成します。溝の深さを測って進行度合いを確認します。
動揺度検査 歯周病が進むと歯を支える顎の骨が溶かされるので歯が動きます。どの向きにどのくらい動くかを調べ、進行度合いを把握します。
レントゲン検査 顎の骨の状態を確認して、歯周病の進行度合いをチェックします。歯周病の進行にともない顎の骨の高さは低くなります。
歯周病治療
歯みがき指導

歯みがき指導

むし歯も歯周病も口腔内の汚れを落とすことが治療や予防の基本です。毎日のセルフケアでしっかり汚れを落とせるように、お口に合わせた歯みがきの仕方をアドバイスします。

スケーリング

スケーリング

プラーク(歯垢)が石灰化してしまった歯石は歯みがきでは落とせません。スケーリングで1本1本の歯に付着する歯石を除去します。

ルートプレーニング

ルートプレーニング

スケーリングで除去しきれなかった歯周ポケット深くに付着するプラークや歯石を「キュレット」という器具を使ってかき出します。仕上げに歯面をなめらかにして汚れの再付着を防ぎます。

歯周ポケットそうは術

歯周ポケットそうは術

麻酔注射をしてから、歯周ポケット内にあるプラークや歯石、感染した歯肉を除去します。

フラップ手術

フラップ手術

麻酔注射をしたあとで、歯ぐきを切開し、歯根を露出させてから付着するプラークや歯石を除去します。そして感染した歯肉を取り除いたあと、歯肉を縫合します。

院長ミニコラム~歯周病は予防が大切~

院長ミニコラム~歯周病は予防が大切~

日本の成人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。ごく初期の段階では自覚症状が現れないので気づかないうちに静かに進行していくのも蔓延(まんえん)の要因です。ですが、歯周病は進行のメカニズムが分かっているので予防ができます。歯周病について正しく理解して、未然に防ぎましょう。そのための基本は毎日のセルフケアです。そこに歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを加えてください。しっかりケアして予防し、再発を防ぎましょう。